【英語学習】疑問詞と関係詞
この記事の目次
疑問詞とは?
質問をする際に用いる単語のこと。
通常、疑問詞 + 疑問文? の形で使われる。
- 疑問代名詞
- 疑問副詞
- 疑問形容詞
の大きく3つの用法がある。
①疑問代名詞
単語 | 例文 | 和訳 |
---|---|---|
who | Who is your teacher? | あなたの先生は誰ですか? |
whose | Whose is this book? | この本は誰のものですか? |
which | Which is your favorite? | あなたの好きなものはどれですか? |
what | What is your favorite? | あなたの好きなものは何ですか? |
- what と which の使い分けは、限定された名詞かどうかで判断する。whichは限定されている場合。whatは限定されていない場合。
疑問代名詞の重要表現
表現 | 意味 | 例文 | 和訳 |
---|---|---|---|
Which of ~? | 〜のうちどれですか? | Which of these books is yours? | これらの本のうちどれがあなたのものですか? |
What of A や Who of A の形は使用できない。
②疑問副詞
単語 | 例文 | 和訳 |
---|---|---|
how | How do you spell your name? | あなたの名前はどうやって書きますか? |
when | When is the party? | パーティーはいつですか? |
where | Where is the library? | 図書館はどこですか? |
why | Why is the sky blue? | なぜ空は青いですか? |
how often | How often do you go to the gym? | あなたはジムにどのくらいよく行きますか? |
- 文の動詞を修飾する部分を問う疑問詞なので、疑問副詞と呼ばれる
- how は how + 形容詞/副詞 の形で使われる。
③疑問形容詞
単語 | 例文 | 和訳 |
---|---|---|
what | What size is this? | このサイズは何ですか? |
which | Which colors do you like? | あなたが好きな色は何ですか? |
whose | Whose book is this? | この本は誰のものですか? |
- 疑問詞 + 名詞の形を取り、疑問詞が名詞を修飾し形容詞的な役割をしているものを疑問形容詞と呼ばれる。
疑問詞と前置詞(whom)
前置詞の目的語が疑問詞の場合、前置詞は疑問詞の前に置かれる。
Who(Whom) did you go there with?
With whom did you go there?
With whom のようにwhomを用いて、前置詞を前に出すこともできるが、硬い表現である。
「前置詞 + who」の形は使用できない。
疑問詞の慣用表現
表現 | 意味 | 例文 | 和訳 |
---|---|---|---|
How about + 名詞 | 〜はどうですか? | How about going to the movies? | 映画はどうですか? |
What about + 名詞 | 〜はどうですか? | What about going to the movies? | 映画はどうですか? |
Why don’t you + 動詞 | 〜しないですか? | Why don’t you check the logs first? | ログを先に確認しないですか? |
Why don’t we + 動詞 | 〜しないですか? | Why don’t we pair program on this feature? | この機能をペアプログラミングしないですか? |
What ~ for? | なぜ〜ですか? | What is this function for? | この関数は何のためですか? |
What do you say to A? | 〜はどう思いますか? | What do you say to this function? | この関数はどう思いますか? |
What has become of A? | 〜はどうなりましたか? | What has become of the project? | プロジェクトはどうなりましたか? |
What will become of A? | 〜はどうなりますか? | What will become of the project? | プロジェクトはどうなりますか? |
What if ~ ? | 〜したらどうなるだろう? | What if we deploy this change now? | この変更を今すぐデプロイしたらどうなるだろう? |
What is A like? | 〜はどんなものですか? | What is this function like? | この関数はどんなものですか? |
Why not ~? | 〜したらどうですか? | Why not automate this process? | このプロセスを自動化したらどうですか? |
How come ~? | 〜はどうしてですか? | How come you didn’t tell me? | なぜ私に教えてくれなかったのですか? |
How dare ~? | よくも~できるね | How dare you say that? | そんなこと言っていいの? |
How come ~?の続きは、疑問文ではなく、平叙文である。
間接疑問文
- 疑問詞に導かれ、動詞の目的語(O)になっている節を間接疑問文という。
- 「疑問詞 + S + V」や「疑問詞 + V」の形を取る
- 疑問副詞も目的語(O)になることがあり、語順も「疑問詞 + S + V」の形を取る。
注意すべき間接疑問文の語順
Do you know who ~ 型
表現 | 意味 | 例文 | 和訳 |
---|---|---|---|
Do you know who ~? | 誰が〜か知っていますか? | Do you know who is the best? | 誰が一番いいと知っていますか? |
Can you explain who ~? | 誰が〜か説明できますか? | Can you explain who is the best? | 誰が一番いいと説明できますか? |
Can you tell me who ~? | 誰が〜か教えてください | Can you tell me who is the best? | 誰が一番いいと教えてください |
Do you remember who ~? | 誰が〜か覚えていますか? | Do you remember who is the best? | 誰が一番いいと覚えていますか? |
Who do you think ~? 型
表現 | 意味 | 例文 | 和訳 |
---|---|---|---|
Who do you think ~? | 誰が〜と思いますか? | Who do you think is the best? | 誰が一番いいと思いますか? |
Who do you believe ~? | 誰が〜と思いますか? | Who do you believe is the best? | 誰が一番いいと思いますか? |
Who do you consider ~? | 誰が〜と考えますか? | Who do you consider is the best? | 誰が一番いいと考えますか? |
Who do you expect ~? | 誰が〜と思いますか? | Who do you expect is the best? | 誰が一番いいと思いますか? |
Who do you suppose ~? | 誰が〜と思いますか? | Who do you suppose is the best? | 誰が一番いいと思いますか? |
Who do you hope ~? | 誰が〜だと望みますか? | Who do you hope will review your pull request? | 誰にプルリクエストのレビューをお願いしたいですか? |
関係詞とは?
- 関係詞と接続詞があると、新たに動詞を置くことができる → 逆に2つ動詞があると、おかしな文になる
関係代名詞
文の構造を素早く理解するためのポイント
①先行詞②格③関係詞節の品詞の3つをまず確認することが非常に重要で、ここがスムーズにわかると解ける問題が多くなる。
- 先行詞 : 先行詞は何? → 人か物か判断できると、who か which を使用すべきか判断できる
- 格 : 関係詞が何格か? 主節と関係詞節(関係詞の文)は不完全な文か、完全な文か判断する → 欠けているのは主語(S)か、目的語(O)か判断する。完全な文の場合に冠詞が欠けている場合は、関係代名詞の所有格 whose が入る可能性があるか考える
- 関係詞節の品詞 : 関係詞節の役割は何か?
その他ポイント
- 関係詞節の役割が、名詞節、形容詞節なのか判断する
- 関係詞節内で、関係代名詞は名詞(S, O)の役割を果たし、関係副詞は副詞の役割を果たす
- Whatを用いた関係詞節は形容詞節にはできない -> What は関係詞節内でも名詞、節全体でも名詞の役割をする ← which, whom, whose は、節内では名詞の役割をするが、塊全体では、形容詞の役割で先行詞を修飾する。
- What の場合は、先行詞が存在しない(※)
- 関係代名詞の目的格は、省略されることが多い -> S + V が来る形は自然ではないので、目的格が分かりやすいので、目的格が省略されることが多い
Whose
I saw a man whose name is John.
whose = his の所有格
hisでは、S + V の形を取ることができない。関係詞、接続詞を置く必要がある。
- 後ろに名詞がある
- 冠詞の位置に置ける
の2つで関係代名詞の所有格が入る。theが置ける位置(the 置いても文2つ置けないので、注意)
- whose は、人も物も修飾できる。
There are 構文
There are many students in my class who want to study English.
There are 構文の場合、are が V で、S が students になる。
There are many students in the class who(m) I do not know.
What
- 塊内でも名詞で、塊全体でも名詞の役割をする
- 前置詞の目的語にもなる
Ken is different from what he was.
ケンは、かつてのケンと違う。
The world isn’t what is was.
世界は、昔の世界と違う。
関係代名詞と関係副詞
- 関係代名詞は、不完全な文→塊内で名詞の役割をする
- 関係副詞は、完全な文→塊内で副詞の役割をする
つまり、他動詞と自動詞の違いは重要である。
Japan was the country which I visited.
Japan was the country where I went.
Japan was the country which I went to. → 前置詞の目的語(O)が、which である。
Japan was the country I went to. 目的格の関係代名詞は省略可能。関係副詞 where は省略できない。
Japan was the country to which I went. → 前置詞が名詞の前にあるから前置詞でしょ?という理屈で、「前置詞 + 関係代名詞」が生まれる。
上記はほぼ同じ意味であるが、文法的な違いがある。
元の違いを考える。
I went to the country.
他の例
Japan is the country where I live.
Japan is the country which I live in.
Japan is the country in which I live.
関係副詞の用法
- 前置詞 + 関係副詞の用法はない = 前置詞 + 関係代名詞 が副詞だから。前置詞 + that も置けない。
- where, when, why は先行詞が存在したが、howは先行詞が存在しない。つまり、塊全体で名詞の役割をする。
- how = the way で言い換えることができる。the way how は使用できない。(the reason) why と比較して
the way in which Ken finished the task.
in the way から来ている。
非制限用法
- 固有名詞がきたら、,をつける感じで良い。固有名詞は制限(限定できないから)
- ,があるときにthatは使用できない。人の場合でも、whichを使用する。「, + which」 は文全体を先行詞にする。
Ken finally saw Susan, which made him happy. Ken said he saw Susan, which was a complete lie.
A person with whom I grew up contacted me recently.
with + 目的語 にしないといけないので、who は置けない。置く場合は、whom を使用する。
A person who I grew up with contacted me recently.
A person with what I grew up contacted me recently.がなぜダメなのか?
「what」の文法的な制約
- 先行詞を含む場合には使用できない。
I talked to the protesters, all of whom were very angry.
和訳:私は抗議者たちに話しました。彼らはすべて非常に怒っていました。
all of whom の表現を覚えておく。
「前置詞 + whom」前置詞の目的語表現は覚えておく!
連鎖関係代名詞
The man who I thought was a manager was actually the CEO.
I thought, I think は括って、除外しておく。思うの意味なので。
The man I thought was a manager was actually the CEO.
主格だが、例外的に who を省略できる。I thought が来るので、別れていることが分かりやすいので、who を省略できる。
The class which Ken said was the best to take was already full.
he said も 〜が言った という意味なので、括って除外しておく。
複合関係代名詞
whoeverの場合、先行詞が不要になり、先行詞が必要だったwhoの場合は、whoeverの場合は、先行詞が不要になる。
関係代名詞 | 先行詞の有無 | 塊全体での品詞 |
---|---|---|
who | 必要 | 形容詞節 |
whoever | 不要 | 名詞節/副詞節 |
Choose whichever you like.
Choose whichever book you like.
-> 限定する用法で、名詞を置くことができる。
複合関係副詞
複合関係副詞は、塊の中で副詞で、塊全体で副詞なので、シンプル。
However 形容詞/副詞 S + V
は変な語順だが、よく出てくるので注意。